世界誕生

宇宙を統べる神々の王「CROS(クロス)」より生まれた双子の神「光猫神」と「闇猫神」。
光猫神と闇猫神はCROSより、ある星の創造・管理を命じられた。
再生を司る光猫神は猫人(猫型の人間)を、破壊を司る闇猫神は魔族を創造し両者を星の中で共存させようとしたものの、凶暴で狡猾な魔族の力は猫人を圧倒し、猫人は魔族の支配から逃れるように生きて行くしかなかった。
そこで光猫神は猫人に知恵を与え、猫人は戦い方や武器の製造を学び魔族へ対抗する手段を身に付けたことにより、星の中で魔族と共存することが可能となった。
その後、繁殖力に優れた猫人は数を増やし各土地に幾つもの国や部族を形成して行き、一方、魔族は長命であるものの猫人程繁殖力に優れていないため、猫人らにモンスターや妖怪などと称され次第に森や洞窟や地下等の闇の中へと押しやられて行った。

猫人は様々な国や部族を形成したことで独自の文化や宗教が生まれ、すでに魔族に支配されることはなくなったものの、憐れにも猫人同士で争い始め各地で戦の絶えることがない混沌の時代を迎えることになった。
それに付け入るように闇猫神は一部の猫人らに魔族の勢力を与え、さらに神々の禁忌を破り闇猫神自身が戦に参加することによってこの星の中における魔族の支配力を高めようと計った。
このままだと猫人同士、猫人と魔族との争いが続き星自体が破壊されると嘆いた光猫神は、当時、まだ一部族の若き長であったがこの星の中で最も清らかな心を持ち慈愛に満ちた戦士「SHALULU(シャルル)」に光猫神の加護を与え闇猫神らと戦うことが出来る術を授けた。
SHALULUは光の力により魔族を圧倒し、同じく光猫神の加護を得た仲間と共に壮絶な戦いの上、闇猫神を封印して魔族の勢力を退けることに成功した。
その後、SHALULUは各国や部族を統べ「キャッツルハート」を建国し、自らを「光猫王」と称した。
猫世紀の始まりである。

猫世紀年表

▪️猫世紀元年(1年):「キャッツルハート」建国。SHALULUが初代「光猫王」に即位(30歳)
▪️猫世紀212年:「光猫王Ⅸ世」即位(40歳)。この時、後の「光猫王Ⅹ世」は10歳
▪️猫世紀222年:「光猫王Ⅸ世」死去(50歳)により、「光猫王Ⅹ世」即位(20歳)
▪️猫世紀224年:宰相「ネコロマンス」による謀反。闇猫神の封印が解かれ各地の魔族の勢力が強まり王都陥落
▪️猫世紀230年(現代):現国王「ネコロマンス」。魔王と称し魔族と手を組み反対勢力への支配拡大中

世界地図

【国名】
▪️キャッツルハート:世界から王都と称され、建国以来、光猫王が収めていたが現在は魔王ネコロマンスが支配している
▪️ヒイズル:他国とは交流が少ない島国。首都は「エイドゥ」。独自の文化より生まれた戦士「侍」が国を守っている

【村・町名】
▪️ヨーフの村:RYNEが育った始まりの村。父であるYOSHUAを探すべく幼馴染のMAMEとAIRIと共に旅立つ
▪️エノの村:NANAが育った村。当該村の近くでRYNEと出会い旅を共にする
▪️ニャギュウの里:JYUBEIが育った里。ニャギュウ一族は王家の指南役を務めており名だたる侍が輩出されている